個人的に「会員制」という仕組みが気になっているので、読んでみました。
なかでも、アマゾンの事例はわかりやすいです。
といっても、本の中では数ページですが、アマゾンは、「従来型の取引モデルからメンバーシップの原理を活用したモデルへ移行中の小売業者」であり、大小さまざまなメンバーシップモデルを実験をしています。
個人的にも、アマゾンのプライム会員になっています。
プライム会員は、年会費3,900円(税込)です。
プライム会員になった当時は、単純に、配送料が無料ということ。
通常なら、たった1冊でも配送料がかかるところが、無料となると、月に数回注文すると元がとれます。
あるとき、Kindleのサービスが始まりました。
「キンドルペーパーホワイト」を購入したアマゾンプライム会員は、一部のKindleコンテンツを無料で読むことができます。
さらに、去年。プライム・ビデオが無料!Prime Musicも無料!
こうなると、プライム会員にならない理由がないです。
昔よりもはるかに「お得」です。
ほかにもいろいろなサービスがあります。
そして、こんな記事
●Amazonプライムの会員になっていないと配達時間がどんどん遅くなっていくことが判明(アメリカ)
日本ではどうかわかりませんが、こうなると、もう、プライム会員をやめる理由がなくなりました。
このように、アマゾンは着実に会員制のメリットを出してきています。
アマゾンにとっては、会員制ということで、最低限の収入を見積もることができます。
ただ、商品を販売するだけの企業などでは、そうはいきません。
売れるときもあれば売れないときもあるわけです。
実体験としてアマゾンはわかりやすいですね。
個人的には、「Adobeのオフラインからオンラインへの攻撃的な移行」も注目しました。
その他、LinkedIn、Facebook、ネットフリックス、セールスフォース・ドットコムなど、いろんな企業がどのように「会員制」を作り上げているか、読み応えのある本です。
ビジネスやコミュニティ作りに、参考になる本だと思います。